【ネタバレ】特捜９シーズン５第3話～殺意の再演

関係者の話によると、獅子山は自身が作・演出・主演を務めた舞台の再演となる『令和義経伝』の公演が間近で、主演を決めるオーディションも佳境に入っていたという。最終選考に残っている若手俳優は藤山葵（佐久間悠）、満島諒太（小西貴大）、そして白羽行人（髙地優吾）の３人だが、寡黙だった獅子山は、誰を選ぶのかは周囲に伝えていなかったと判明。

しかも、3人には事件当日にアリバイが。しかし、矢沢英明（田口浩正）はなぜか、「あんな奴がなんで最終まで残ったのか疑問」とほかのふたりから疎まれ、アルバイトをしながら役者を続ける苦労人の白羽のことが気になる。行人は手の甲にひっかき傷があった。

一方、国木田班長（中村梅雀）と小宮山志保（羽田美智子）は、獅子山の実家である和菓子店に聞き込みする中で、獅子山の実兄が継いでいる老舗だが、兄弟間の関係は芳しくなく、まさに“源義経と源頼朝”の様相だと知る。

また青柳靖（吹越満）らは、被害者の手帳にあった住所に出向くが、そこは違法なカジノバーだった。

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伊吹を殺害したのは逆恨み

凶器は弁慶の衣装の一部である首飾りだった。衣装係の”みりあ”が取り調べを受ける。みりあの手の甲に傷があり、伊吹をカジノバーに連れていったことを自供。実兄の紫苑が100万円渡すから伊吹のスキャンダルの写真を撮るように頼まれたからだった。紫苑は伊吹にお店を乗っ取られると思い、その写真で伊吹を脅迫していた。さらに事件当日、呼び出されていることも分かった。

行人は伊吹が被っていた帽子をかぶっていた。その帽子には『一新紀元』と書かれておりかつて伊吹の芝居をみた矢沢が書いていた。新しい時代が訪れるようにという意味だった。事件当日、伊吹からその帽子をもらっていた。矢沢は、伊吹は行人を義経役にしようとしていたに違いない。そして自分も義経に近い弁慶を演じるために稽古していた。

犯人は藤山葵だった。弁慶が梅の花をもっていることを知っていたことに気づく新藤。

「俺なら完璧な義経ができたのに・・・」伊吹から舞台に使わないと言われ逆上した。