2020年2月9日(日)放送された『私刑人・正義の証明』のネタバレになります。
法で裁かれない卑劣な犯罪者たちに自らの手で制裁を下す“私刑人”と、その存在を追う警察の攻防が描かれ、「正義とは何か」を問う内容でした。
理不尽なことがあっても弱いものが泣き寝入りするのが世の常。。。
このドラマの私刑人の男は、自分の家族を亡くしていた。
松永役の遠藤憲一が最後に「多少っていうのはな、この世の中のほとんどの人間のことをいうんだよ、弱い人間が、多少の犠牲が、、どれだけ泣き苦しんでいると思うんだよ、正義というのは弱いものを助けるためにあるんじゃないのか?」というセリフをいいます。
本当に国民のほとんど、間違いなく私は「多少」です。すごく心に響きました。
詳細はネタバレをご覧くださいね。最後はやっぱり悪人が総理になって終わるのですが、嫌だな、、、こんな総理。。税金払いたくない。と思ってしまいました。ドラマの世界ですが(笑)
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私刑人~正義の証明~あらすじ(ネタバレ)
罪を犯しているにも関わらず、法では裁かれない者を自ら裁き、刑を執行する人物=『私刑人』の出現に、世間は騒然。麻酔銃を使って対象を狙撃する『私刑人』による刑執行に怯え、自ら真実を吐露する者、謝罪する者が続出する中、次なる標的となっていたのは、厚生労働大臣の龍岡泰邦(竹中直人)だった。
とあるパーティーの後、ついに龍岡に銃口が! しかし間一髪、警護に付いていた警視庁警備部警護課の松永祐一郎(遠藤憲一)が盾になり、事なきを得る。
そしてその日から、『私刑人』はぱたりと姿を消した…。
3年後、また私刑人が現れる。
3年後――。
松永は、再生不良性貧血の治療を続ける妹・琴乃(酒井美紀)とその娘・しずく(竹野谷咲)の面倒を見ながら交番勤務の警察官を続けていた。
そんな折、準強制性交等罪で逮捕されながら不起訴になった大学生・金山言訓(横山涼)が何者かに麻酔銃で狙撃される!
現場を目撃していた『週刊エラー』の記者・吉尾恵美(内山理名)は、姿を消していた『私刑人』が活動を再開したことに驚がく。
さらに「過重労働により過労死を招いた居酒屋チェーン」「パワハラで告発された大学空手部の部長」らが相次いで謝罪会見を行い、世間は『私刑人』の出現に再び騒然となる。
警視庁に『私刑人対策室』設置、松永が呼び戻される
3年前、同じく標的となって狙撃を受けた龍岡幹事長の派閥に属する大物だった。
警察の威信にかけ、なんとしてでも『私刑人』を逮捕するべく、警視庁は庁内に『私刑人対策室』を設置。
室長に就任した相馬晃弘(浅野和之)は松永を呼び戻し、『私刑人』を特定するべく捜査を開始する。
今や“次期総理大臣”を期待されるほどの立場になっていた龍岡。
だが3年前の『私刑人』による狙撃は、ある事情から警察によってもみ消され、そのことがきっかけで、当時松永の相棒だった江崎哲平(北村有起哉)は、組織に不信感を抱いて警察を去り、タクシー運転手として再出発していた。
松永は3年前瀕死の重傷を負ったが、警察によってもみ消される
瀕死の重傷を負ったにも関わらずその事実を隠され、今再び龍岡の警護に付こうとする松永に『週刊エラー』の恵美は「私利私欲にまみれたクズのために、どうしてまた命を賭けるのか」と問いかける。
松永は「俺の職務です。悪党だろうが善人だろうが守るのが自分の職務です」と伝える。
実は恵美も、松永が銃弾を受けた記事を官邸からの圧力によって差し止められていたのだ。
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龍岡の娘の結婚式が台無しに!
龍岡の娘の結婚式に、とんでもない画像が流れる。
背中に入れ墨がある外人とホテルでHしている画像がながれ、夫はその場から立ち去る。
画像の最後に「by私刑人」とあった。
松永は画像に映っていた外人を取り調べする。覚せい剤の売人だけであり、私刑人とはまったく関係がなかった。龍岡美香に辱めを与えるためものであり、私刑人には私刑人の義がある。あの画像が流れるのは違和感がある。と室長相馬へ伝える。
龍岡の秘書、山葉が銃弾に撃たれる
龍岡の街頭演説中に秘書が銃弾に撃たれる!
「私は断じて私刑人を許せません」龍岡を応援する声が飛び交う。秘書が殺されたのに龍岡の支持率は上がる。
脅迫状がきたのは湖中だが、人殺しをしたのは始めてだった。
吉尾記者は、私刑人はヒーローか、ヒーローではないか。やっと弱者に寄りそうヒーローが現れた。ヒーローは人を殺さない。
そんな中、松永の元相棒江崎のタクシーが現場近くで何回か発見されているのがわかった。
江崎は昨日タクシー運転手を辞めていた。松永は江崎の運行記録を調べる。
半年前の日報でひき逃げを目撃し警察に証言していた。被害者は全治3か月のひどい怪我をしたのに犯人の刑が軽かった。江崎は、たびたび女の子のお見舞いにいっていた。
松永は、江崎のことを相馬に報告する。水面下で江崎の捜査をすることになった。
ひき逃げ事故の際、タクシーに乗っていたのは松永の妹琴乃の主治医だった。
松永の元相棒・江崎が逮捕される
龍岡議員が演説中に「私刑人は逮捕されました」という報告があった。
龍岡は、警察庁長官に伝えて別班を作らせた。その別班が逮捕したのが江崎だった。松永は江崎ではないと伝えるが、江崎は自白していた。
しかし3年前、松永が発砲されたとき、江崎はその場にいた。江崎は私刑人ではない。
松永は江崎が犯人ではない証拠を探す。
龍岡の秘書山葉が、最初から狙われた。
龍岡の代わりに撃たれたと思われた山葉だったが、銃撃犯のターゲットは山葉だった。
山葉は、龍岡美香の家庭教師をしていた。群馬の山葉の実家へいく松永と青柳。
龍岡先生の跡をつぐために美香と結婚する約束をしたと家族に話していた。しかし美香は素行が大変悪く、その美香と結婚するのは反対だった。
もし結婚式を壊したのは山葉だとしたら、龍岡幹事長は許さない。
新郎側の遊佐コーポレーションの遊佐会長は暴力団と密なつながりがった。もしその暴力団に山葉を殺されたとしたら、龍岡はすべて知った上で山葉の死を政治利用した。
龍岡の娘は、美香は、中学からたばこ、万引き。恐喝や喧嘩を揉め消したのが父親の龍岡だった。
美香の同級生亜弥が自殺していた
実家のスーパーも万引きで大変だった。彼女のせいで亜弥が自殺したんです。
美香の財布がなくなった。その財布が見つかったのが亜弥のかばんからだった。泣いて訴えたが、父親が怖くてみなが口をつぐみました。
そして自殺した。
亜弥のお母さんも苦しんで亡くなって父親も群馬から出ていた。亜弥の自殺は圧力があって報道されなかった。
父親は、射撃の世界大会でメダルをとっていた。
父親の名前は、藤谷剛。
藤谷先生は病院を辞めていた。
藤谷が私刑人になった理由
松永は、群馬で調べたことをもとに江崎のところへいく。
「お前がずっと憧れていた選手は藤谷だったよな?」
江崎「藤谷さんは人を助けるために医者をやり、人のために射撃をやめた。あの人本当にすごい人ですよ。たまたまタクシーに藤谷が乗り合わせた。その時にひき逃げを目撃した。
加害者はお見舞いも来ず、謝罪もない。重症なのに罰金だけだった。父親は官僚で叔父が国会議員でその叔父が圧力をかけた。僕は許せなかった。」
藤谷と江崎は2人で飲んでいるときに3年前の事件になった。
その時に藤谷は江崎に「私が私刑人です」と自白していた。
龍岡と大学病院の贈収賄事件が発生した。龍岡は絶対に黒だと確信していた。その罪を誰も裁かないなら自分が刑を処する。
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ひき逃げ事故が発生し、私刑人を復活した
松永を撃ったときに藤谷は私刑人はやめた。
松永「なぜ復活したんだ?」
江崎「女子高生をひき逃げしたのはあの金山ですよ?女子大生暴行しても無罪になった金山。
叔父の湖中議員がその事件を両方とも葬りさった。」
松永「山葉が殺されたのは何故だ?」
江崎「あれはちがいます。龍岡です。娘との結婚をちらつかせ山葉をこき使ってました。しかし龍岡は、結婚を反故にした。裏切られた山葉が結婚式をつぶした。」
「私刑人はいまどこにいる?いつやるんだ?江崎」
江崎「もう遅いですよ、今夜だな」
松永は藤谷の射撃場所を突き止めた
藤谷は松永に謝罪後、
「あなたに当たるとは思ってなかった。でもあの時あの男にあたっていれば日本は道を間違えることはなかった。国民をだまし、私利私欲にまみれた龍岡がのうのうと生きている。」
松永「あなたは、人を助けるために医者になった。妹が本当に素晴らしい先生だと。そんなあなたが人を撃ち殺すのですか?それが正義ですか?」
藤谷「あなた騙されてますよ、あの仁成総合病院の理事長は龍岡だ。あなたのことは龍岡は全部調べられている。だからあなたの妹は転院させられた。」
警察が押し寄せて藤谷を逮捕する。
松永は叫ぶ「この人は俺たちの敵じゃない。この国のどこに正義があるんだ!」
松永は龍岡と対峙する
松永「山葉さんを殺すよう指示したのはあなたですか?」龍岡にきく
湖中「なんだおまえは?」
松永「金山は元気ですか?女を暴行してもひき逃げしても許されるんですから元気ですよね」
松永は龍岡にキレる。
「ふざけんなお前、国のため、人のため、貴様、全部自分のためだろう?お前の正義はなんだ?自分の前に弱いものがひざまつくことか?」
龍岡「多少の犠牲はともなう」
松永「多少だ?多少だと?多少というのは、この国のほとんどのことを言うんだろう。弱い人間、どんだけ泣き苦しんでいるとおもっているんだ?正義は弱いものを守るためにあるんじゃないのか?」銃を龍岡に向ける。
松永の相棒・青柳が松永の足を射撃する。
龍岡は、新総裁になっていた。松永はタクシーの運転手になっていた
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登場人物の紹介
松永祐一郎(まつなが・ゆういちろう)
交番勤務の制服警官。元は警視庁警備部警護課の優秀なSPだった。『私刑人』の再出現により設置された『私刑人対策室』に呼ばれる。
タクシー運転手。元は警視庁警備部警護課のSPで松永の後輩だった。
吉尾恵美(よしお・えみ)
『週刊エラー』の女性記者。松永とは旧知の仲で浅からぬ因縁がある。
山葉文雄(やまは・ふみお)
龍岡議員の私設秘書。龍岡の跡を継ぐ野望がある。
龍岡泰邦(たつおか・やすくに)
与党・民自党の大物議員。大臣を歴任し、現在は次期総理大臣候補の筆頭。
松永琴乃(まつながことの)
酒井美紀
松永の妹
藤谷 剛(ふじたにごう)
光石研
私刑人
感想・まとめ
本当にこの世の中に私刑人がいたら、世の中は混乱しますよね。
ただ強い者からの圧力で弱い者が泣き寝入りすることになったとき、本当に正義はあるのか?って思ってしまいますよね。警察もすべてが正義か?というと残念な事件がたくさん発覚しています。
いつ被害者になって、いつ加害者になるのか、わからない世の中、怖いなと思います。
毎日無事に生きていることが奇跡なんですよね、きっと。
さてドラマに戻りまして、できれば、龍岡は贈収賄で捕まってほしかったな。。
総理には何も期待できない・・・と思ってしまいました、ドラマの影響は大きい(笑)
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