2020年4月27日夜8時から9時54分から放送される岡江久美子さん追悼番組・宝石の甘い罠のあらすじ・ネタバレを追加します。
このドラマは2012年6月に放送された2時間サスペンスの再放送になります。岡江久美子さんは、鎌倉郊外の山間に佇む宿「くわの」の女将・桑野厚子さんを演じます。この宿は鎌倉のはずれにあるので「密会の宿」とも言われ、ちょっと秘密めいたカップルがよく利用するのです。
その宿泊者から殺人事件に発展し、女将の厚子さん(岡江久美子)が、番頭の久保隆(東幹久)と一緒に犯人を暴いていくサスペンスで、岡江久美子さん代表作と言っていいほど人柄とマッチしている役でありとても見ごたえがあるサスペンスドラマです。
この密会の宿シリーズは、2003年から13年の間に全20作が放送されてます。
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密会の宿『宝石の罠』あらすじ・ネタバレ
「くわの」の番頭・久保隆(東幹久)が、物陰から宿にカメラを向けている不審な男(島田洋八)の存在に気づく。急いでその後を追いかけた隆は男と口論になるが、通りかかった警官が仲裁に入ったことで、男はそのまま逃げてしまった。
ところが翌日、その男が遺体で発見される。崖から転落したものと見られたが、頭部には転落した際にできたものとは別の傷があり、北鎌倉警察署の刑事・番場(西岡德馬)たちは他殺ではないかと捜査が始まる。
厚子の友人・智子が高木と婚約
その頃「くわの」では、厚子が時々華道を習うなど懇意にしている客・明石智子(手塚理美)と恋人の高木信也(金子昇)が、出会って一周年の記念日を祝っており、厚子はおもてなしをする。智子は実業家だった夫を亡くして以来、金銭的には何不自由ない生活を送っていたが、心に空いた穴を埋めてくれたのが高木だった。
厚子が見守る前で高木は智子にプロポーズし婚約する。そして高木は智子にアメジストのネックスを贈るが、智子の顔が曇る。その表情に厚子は気づく。
稲村ケ崎の人魚姫伝説。高木が自分で創ったお伽話を毎日智子に語り続けていた。厚子は1か月前気になることがあったことを隆に話す。智子は、高木さんとの交際で幸せなはずなのに、「この恋だけは失いたくないの。ぜったいに失いたくないの」厚子は、高木と智子に何かあったと予測していた。
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智子の姪・真理子が崖から落ちたのは自分の所長ではないか?
その直後、不倫のおとり調査のために探偵事務所の調査員・友坂真理子(小沢真珠)「くわの」にやってくる。真理子と一緒にいた不倫男の妻も「くわの」にくる。妻から依頼された浮気調査をしていた。真理子の誘いに簡単に引っかかっていた。そこで叔母である智子と遭遇した。
智子が高木と婚約したことを知ると驚きの表情を浮かべた。真理子はルビーのブレスレットをしていた。
番場刑事が「くわの」にくる。隆と言い争いしていたため、アリバイを聞きにきた。その話を聞いていた真理子は、遺体の男は自分の探偵事務所の所長・川原ではないかと言い出す。不倫調査に出たまま連絡がとれなかった。真理子が遺体を確認し川原であることが特定された。
真理子は、3年前にイタリアンレストランのシェフと離婚している。高木は4.5年前、元ご主人の経営するイタリアンのお店に取材しており、真理子にも会っていた。夫は女癖が悪く、真理子に暴力をふるっていた。智子は、離婚を考え直すように伝えたが、結局、離婚して、探偵事務所に勤めた。智子と真理子は3年ぶりの再会だった。
川原は盗撮・盗聴の常習犯だった
川原の自宅を家宅調査すると、調査のために盗撮や盗聴まで行っており、調査対象から相当な恨みを買っていた。川原の自宅周辺には川原と真理子を中傷するビラもまかれていた。
番場たちは、川原の自宅から、番号が振られた盗撮テープや盗聴カセットを押収された。しかし19番と23番だけが無いことに気づいた。
一方智子から、厚子は、川原殺害の犯人は真理子なのではないかと打ち明けられる。真理子から以前、川原につきまとわれていると相談を受けていたというのだ。しかし、その直後、その真理子が何者かに襲われてしまう。
真理子と高木の仲があやしい
高木と真理子が神社で会っていたのを仲居がみていた。そこに1人の男が跡をついてきていた。隆は追いかけるが見逃してしまう。
その男は荻原、会社役員だったが不倫現場を川原と真理子に暴かれ、なにもかも失ってしまっていた。「あいつらだけは許さない。おれを嘲笑ったんだ」
神社にいた高木と真理子は意味ありげな視線を交わしていた。隆と厚子は事情を確認するために高木の事務所にいくとアシスタントの千佳がいた。千佳は誕生石の指をしていたのを厚子が気づく。
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真理子が何者かに襲われる
真理子が帰り道、何者かに頭部を鉄パイプで殴られる。
厚子はお見舞いにいく。「高木と何を話していたの?」と聞くがとぼける真理子。厚子は真理子のルビーのブレスレットをみて、それは高木からのプレゼントではないの?と聞くが、何も話さない真理子。
殺された川原は300万円の借金を一括で返済していた。厚子は1か月前に智子から「厚子さん、この恋だけは失いないの。」と言われていたのがどうしても気になる。以前の智子と違う。
高木のアシスタント千佳が殺され、真理子が自殺
高木のアシスタントの千佳が自宅で殺される。高木はアリバイを聞かれるが自分の部屋にいたと伝える。智子の家に真理子がくる。智子は高木のことを確認する。
その夜、真理子は自殺で発見された。遺書には、川原と千佳を殺したのは自分だと書いてあった。高木は警察に「真理子さんは僕に好意を抱いてました。広中千佳との仲を嫉妬して自殺したんじゃないか。」
しかし真理子は発見時、ルビーのブレスレットはしてなかった。そして千佳もダイヤの指輪をしてなかった。厚子は不審に思う
厚子は智子の自宅へ
厚子は智子に、「くわの」でアメジストのネックレスを高木からもらったときに、真理子さんのブレスレットと同じように誕生石を使ったから戸惑ったじゃないですか?
千佳の自宅から川原の事務所から紛失していた19と23のテープがみつかった。聞いてみると明石智子の声だった・・・。
智子は荻原という男に真理子の情報を流した。その電話を川原に盗聴されていた。川原はそのことで私を脅してきた。わたしは300万円払ったが、それだけではすまなかった。次は1000万円。
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川原、千佳、真理子は高木が殺害
川原は、高木の事務所にも盗聴器をしかけており、俺を脅してきた。智子が川原を突き落とした後、自分が高木を殺した。そしてテープをとりかえした。
仕事場に隠していたけど千佳が見つけてしまった。千佳は自分の部屋に持ち帰って自分を脅してきた。
「すべては智子、あなたと生きていくためなんだ。」
厚子は、「何故、1年前、千佳に指輪を買ったの?もう一つのカセットには何が入っていたのですか?どうして真理子を殺したの?」
高木は真理子に「僕は心の底から愛していたのは俺だ。僕は警察に言ってすべてを話すよ。」と油断させ真理子が飲むコーヒーに毒をいれていたそしてブレスレットを奪っていた。
高木は本性をだす
1年間も我慢してばばあの相手にしてきたのに・・・・。海辺での出会いも偶然ではなく、真理子から金持ちの未亡人がいることを聞いていた。高木は株で失敗して借金があった。智子の財産を奪うのが目的だった。
高木は厚子と智子を殺そうとするが、そこに番場、隆もきて高木は囚われる。
智子「厚子さん、ごめんなさい。あんな男のせいで真理子さんは死んだ。私が騙さなければ。もう終わり。なにもかも終わり。」
厚子「終わりじゃないわ。とこもさん、あなたの本当の人生これからじゃない。悔しくないの?あの男で終わる人生なんて。本当のあなたの人生を見つけて。智子さん、よかったらいつでもくわのにいらしてくださいね。お待ちしてます。」
ようこそ、くわのにお越しくださいました。女将の桑野厚子でございます。
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密会の宿『宝石の罠』キャスト
桑野厚子(岡江久美子)
久保隆(東幹久)
明石智子(手塚理美)
友坂真理子(小沢真珠)
高木信也(金子昇)
広中千佳(保田圭)
川原正信(島田洋八)
番場周平(西岡德馬)
密会の宿『宝石の甘い罠』感想
美しさの中に一筋通った強さがある。劇中に智子(手塚理美)が言うセリフなのですが、岡江久美子さんてそのような方だったのではないかなと思いました。
岡江久美子さんが演じる旅館「くわの」の厚子は岡江さんにとってはまり役だと思いました。お客様に寄り添い決してでしゃばらず、一隅を照らすような存在だったように思います。
それにしてもドラマの話ですが、高木のような男許せないですね。未亡人に「誰が好き好んでおばさんと・・・」本当許せない。。。でも単純ですね。女性は誕生石の宝石をもらうと嬉しいのかな。。嬉しいか・・・。簡単に騙されるにもどうかと思ったりしました(笑)
この密会の宿シリーズも新シリーズみたかったです。
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